北海道の北端の荒涼たる大自然の中に、約半年間きびしい風雪に耐えてなお、緑を湛えて繁殖する「熊ざさ葉」は「逞しい生命力」と「すばらしい繁殖力」があります。
その葉は大きく厚く、緑は濃く人類の健康上大切な要素があります。
熊ざさはイネ科の植物
熊ざさはイネ(稲)科の植物です。その成分はイネ科に似ています。たんぱく質のもととなるアミノ酸は米や牛乳よりも遥かに多く含まれています。かつ、ビタミンA・B1・B2・C・E・K等が含まれています。
熊の冬眠
熊は晩秋の頃、こんなにたくさんよく入るものだと思うほど、熊ざさを腹一杯食べます。そして半年間冬眠に入ります。なお、母熊はこの間子育てもします。
熊ざさには、大変な栄養成分があることがよくわかります。
葉緑素
熊ざさには、他植物の数倍もの高品質の葉緑素があります。これは貴重な栄養成分であるとともに、色素として種々の食品に利用されます。
多糖体
熊ざさをよく煮沸しますと、まろやかな甘味が出ます。これが熊ざさに豊富に含有する多糖体です。
熊ざさはアルカリ食品
熊ざさはアルカリ食品であり、とかく酸性食品に傾きがちの現代人に好ましいものです。
お召し上がり方
一般には次の通りですが、味の濃い程甘くおいしくなります。
お好みにより量を加減してください。
熊ざさ茶(刻み)
一つかみ(約15g)を水1.5~2L入ったヤカンに入れ、沸騰後弱火で10~15分位煮出して下さい。
そのままホットか冷やすなどお好みでお召し上がり下さい。
熊ざさ茶(ティーパック)
急須の場合はティーパック1袋を入れ、熱湯を注いで1~2分おいてからお好みの濃さでお召し上がり下さい。
煮出しの場合はヤカン1Lの水にティーパック1~2袋を入れ、沸騰後弱火で5~10分煮出してからお召し上がり下さい。
熊ざさパウダー
200~250ccの水(又はお湯)に小スプーン1杯程度の熊ざさパウダーを入れ、泡立てマドラーなどで良くかき混ぜてからお飲み下さい。1日小フプーン1~2杯程度を目安にお飲み下さい。
(笹の特性上、繊維質が多いので完全に溶けきれません)
美しい自然のグリーン色素として、パン、お菓子、麺等にもご利用下さい。
栄養成分(100g中)
- エネルギー
- 271kcal
- たんぱく質
- 15.6g
- 脂質
- 7.1g
- 糖質
- 6.0g
- 食物繊維
- 60.1g
- ナトリウム
- 10.9mg
- 食塩相当量
- 27.7mg
- 鉄
- 42.3mg
- 総ビタミンC
- 16mg
- ビタミンK1
- 2420mg
- 総クロロフィル
- 530mg
- 総フェオホルバイド
- 22mg%
刻み 70g
ティーパック 2グラム×25包
パウダー 50g